こんにちは(^O^)／美容事業経営コンサルタント　中野啓子です。

美容事業に参入する方の中には、「世の中の既存商品に満足できないから、お客様に満足いただけるような高品質なものを開発して提供したい」という方が多いです。

いわゆる研究者肌の方ですね。

残念ながら、世の中で売れている商品の中身はそこそこの効果で、広告やマーケティングに長けているものが確かに多いです。

市場研究のために一番売れている商品を購入して実際に使ってみて、「あ、これが売れるなら、ウチの商品の方が高品質だから、こっちのが売れる」と勘違いする方も多いです。

ところが、実際には高品質が売れるとは限りません。

いくら中身が良い商品であっても、高価格であれば、多くのお客さんの手が届きませんし、知名度が低ければ、欲しいと思うお客さんに伝わらなければ購入するチャンスはありません。

社長のこだわりが強い商品であっても、市場から消えていったものをたくさん見てきました。

競合他社ときちんと差別化をした高品質な商品は、確かにお客さんは欲しがるかもしれません。

でも、その「差」をきちんと説明するには、広告等販促をしないと伝わりません。

差別化した商品を開発するのは、とても大変なことです。

お金もかかるし、ノウハウや技術力も必要です。

でも、商品開発に対する「思い」が強くても、伝える技術がないと伝わらないのです。

その伝える技術は単なるテクニックです。

差別化商品を開発するより、たぶん難しくはありません。

差別化した高品質商品を販売するためには、「思い」だけではなく「テクニック」を身に着けましょう。

それが「広告」なのか「PR」なのか「店頭販促」なのか「メールマガジン」なのかは、販売チャネルによって選択すればいいだけのこと。

せっかく良い商品を作ったのなら、多くのお客さんに提供しなければ、お客様サービスとはいえません。

一部のお客さんにしか行き渡らないのは、もったいないことです。

商品開発にだけこだわりを持つのではなく、ぜひ、販促にも意識を向けていただければと思います。

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