こんにちは(^O^)／

美容事業経営コンサルタント　中野啓子です。

先週、化粧品販売会社を運営している女性起業家さんは、個別相談にデザイン案を持っていらして、「このデザイン」はどうですか? 売れると思いますか?」と質問されました。

商品デザインは、チャネルによって売れるデザインが違います。

それをお伝え、「どのチャネルで売りたいですか?」と尋ねましたら、「チャネルって何ですか?」と聞かれました。

「チャネルは売りたい場所です。」とお答えしましたが、ドラッグストアなどの具体的な売場のイメージがわからないようでした。

そして、うーーーんとしばらく考えた後に、「ネットで売っていきます」という回答。

このような経営者様にありがちな回答です。

ネットで売るには、ネットで売れる施策をしなければいけないのですが、この経営者様はホームページさえ作れば、お客さんがじゃんじゃん来て商品がバカスカ売れていくものだと思っていました。


何もせずに売れていくのであれば、世の中の多くの経営者様は苦労しません。

大手企業も中小企業も、皆さん、ご自社の商品をお客様が買ってくれる施策にお金と知恵を注ぎ込んでいるのです。


最初に「チャネルって何ですか?」と質問するあたり、目的地を決めていないし、もちろん、目的地までの地図も持っていないです。

そして、目的地が決まっていないので、電車やバス、飛行機、船などの切符も持っていないでしょう。

運転免許も持っていないのに、行き当たりばったり、道があればその道の行き着く先も確認せずに車を運転していこうとしているイメージです。

危ないですよね。

道も知らないし、運転方法も知らないなんて・・・。

世の中にはこのような方がいっぱい見受けられます。

お金をたくさん持っているのであれば、良い目的先を知っているタクシー運転手を雇えばいいし、団体旅行するのもいいと思います。


ネットで売るにせよ、店頭で売るにせよ、売れているメーカーは黙って、商品を置いておくのではなく、お客様を連れて来るような仕組みを作っています。

美容事業でも、他の事業でも、異業種に進出するのであれば、その道のプロに一度聞いてみたほうがいいですよ。


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美容事業経営コンサルタント　ビューティラボ

2018.2.21