商品原価のルール

化粧品や健康食品を販売する場合、
商品の原価はどれくらいにすればいいのでしょうか・・・

商品原価とはバルク(中身)とパッケージ(外箱・中箱・容器・能書)の価格のことです。
外箱は運送に使う段ボール箱のこと。
中箱は商品が2〜12個入る白ボール紙でできた箱。

大きい生産ロットメーカーですと、
外箱と中箱に商品名やJANコードまたはITFコード印刷します。
その印刷代もパッケージコストに含まれます。

たとえば、使用後でも空気が入らない構造のエアレス容器を使った、
30mlの美容液を3000個つくるとします。

エアレス容器1個原価が300円。
エアレス容器キャップ 1個原価100円。
透明オーバーキャップ 1個60円。
紙製1個箱 1個150円。
24個入り段ボール箱コストが100円であれば、
商品一個あたりの段ボール箱原価は4.16円。
3個入り中箱コストが30円ならば、商品一個あたりの中箱原価は10円。

パッケージだけの原価でも624.16円もします。
これにバルク(中身)を入れるともっと高くなるのはおわかりですね。
化粧品は中身ではなく、パッケージを売っていると言われる所以です。

この商品が1個あたり800円でできたとして、原価上限2割であれば、
1個あたりの最低の希望小売価格4000円となるわけです。
もちろん、原価を希望小売価格の1割に抑えれば、価格は8000円になります。
そのように商品価格は決められていきます。

もちろん、原価率を上げて売っても利益が出る体質の会社であれば、
4000円以下でも販売ができるでしょう。

また、生産ロットが大きくなれば、スケールメリットも向上しますから、
1個あたりコストが低くなっていきます。
10万個生産するとなれば、パッケージ原価は200円くらいまで下がります。
同様にバルク原価も下がって、商品1個単価は安くなります。

1種類3000個の商品の生産をするのに、
工場の機械の準備に1時間、後始末に1時間かけ、
機械を動かすのに30分間、合計2時間30分しかかからなくても、
その工場を1日使うことになります。

同じ内容で10万個の商品の生産をするのに、16.6時間(2日間)工場を使います。
生産数は33倍でも、生産工賃は2倍しかかからないのです。

大量生産商品の単価が低いのはそういった理由があるわけです。
単に中身が良いから価格が高くなるというわけではありません。


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