売れるための商品企画
こんにちは(^O^)／
美容事業経営コンサルタント 中野啓子です。
我が家は山に囲まれた地域にあります。
車を10分くらい走らせると、
農家さんの自家で採れた野菜を販売する
野菜販売所があちこちにあります。
スーパーと違って、
朝採れたての新鮮なものが入手できるので、
時間があれば、
農家さんの野菜販売所で旬の野菜を買いに行きます。
今日は栗を1kgゲット!
栗ご飯を作ろうと思います。
午後いっぱい使って栗をむいて、下ごしらえ。
熱湯に入れて1時間、
鬼皮を柔らかくしてから皮をむきます。
去年買った栗むき器を使ったので、
鬼皮も渋皮も楽にむけました。
私のようにジェルネイルをしていても爪が傷みませんが、
刃がめちゃくちゃ切れるので要注意です。
皮がむけたら、お米を研いですぐ炊くのではなく、
むいた栗に砂糖をまぶして冷凍庫に保管。
このひと手間が炊いた時の栗の色を鮮やかな黄色にして、
甘く美味しく仕上げます。
私はこの下ごしらえの時間が好きです。
むいてシロップ漬けになった栗ご飯用の栗も売っていますが、
そういう出来合いのものはなるべく使いたくありません。
添加物が気になるのもありますが、
出来上がりの見た目や味の調整を自分で整えたい、
また、出来合いをより良くするための工夫を考えること自体が楽しみです。
栗ご飯になるまで、
栗を買ってきたその日に食べることもできますが、
冷凍庫で寝かせる時間をつくることで、
仕上げに違いが出てきます。
食べる家族もできるまでの数日間、
楽しみに待っててくれます。
これって、商品企画に似ているな〜と思います。
何をつくるかを自分で決めて、
原材料をそろえて、
つくる手順も考えて、
面倒だけれど、
時間はかかるけれど、
自分のこだわりを大事にモノづくりをする・・・
弊社にご相談にくる企業オーナーさんで
「どんな商品が売れるのかアイデアをください」
または、もう少し進んで
「20代から50代の女性向け商品は何が売れますか?」
という方がいます。
売れる商品は条件によって違います。
たとえば、お客さんが20代と50代でしたら、
そのニーズが違います。
ターゲットの属性は?
販売チャネルは?
会社の資産(工場や人材)は?
etc,etc・・・
いろいろ条件によって、
企業によって、
つくれるモノ、
売れるモノは変わってくるのです。
十把一絡げに
これを売ればヒットする・・・というものがあれば、
誰でも成功できているはずですよね。
市場調査の大切さを強調しますが、
なかなかご理解いただけない方が多いように感じます。
そして、この栗の皮のように
製品にならないモノが山ほど生まれますが、
製品をつくる際に
精度を高めて、
より内容を良くするための副産物で、
製品化の際に必ず出るモノです。
単なるゴミではありません。
そのままでは単なる「売れるかもしれないアイデア」から
いらないモノを削って、
精度を高めることで「必ず売れる製品化」するわけです。
苦労もせずに
この工程を省いたら、売れる製品、
お客様が喜んでくださる商品は生まれません。
美容事業で成功するって、
そんなに甘くはないです。
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