古い文化と新しい文化の融合で実現
こんにちは(^O^)/
美容事業経営コンサルタント 中野啓子です。
先週末に半年間続いた某プロジェクトが終了しました。
この数年関わらせていただいた「伝統工芸」の世界の表面部分が少し理解できたような気がします。
古い体質が故に世界が狭められて、後継者不足になっていく実態や、一般的に使用する人が減っているので、販売数も減っているシュリンク産業であるということ。
先細り市場なんですね。
今、各分野の伝統工芸士はこの文化を次代に引き継ぐことに対し、危機感を抱いている人が多いです。
でも、日本人の関心が薄れている伝統文化に対して、海外からの関心度は熱いものがあるそうですよ。
日本は今、大きな目標のひとつとして2020年の東京オリンピックがあります。
世界中から注目され、海外からのインバウントによる経済的向上が期待されています。
伝統文化に触れたくて来る外国人もいるでしょうね。
これはチャンスですよね!
でも、一瞬2020年だけ売上がアップして、その後、またダウンとしてくのでは意味がありません。
長く伝統文化が継続していく土壌を育てないといけません。
その仕組みをどうつくるかが悩みどころです。
話は変わりますが、大学の先輩に加賀友禅の人間国宝二代目という人がいます。
加賀友禅は行程が細分化していて、すべての行程をたくさんの人が分業で仕上げていきます。
着物の作家として名前が表記されても、着物自体は本人が買える値段ではないそうです。
たくさんの人の手を介して、値段が上がっていくものなんですね〜(ため息)
需要があって価格が上がって行くなら別ですが、価格だけが釣り上がって行って、買いたい人が買えない価格になっているとしたら、形だけのものになってしまうと危惧するのは私だけでしょうか?
伝統工芸の分野で最近成功している事例があります。
それが刀ブームです。
きっかけはゲームの「刀剣乱舞」で、実物の名刀をイケメンに擬人化したことにより、若い女性を中心に刀ブームが起こりました。
全国各地で開催される刀の展示会に、若い女性が行列を作って見に行っています。
軽薄短小の代表であるゲームが伝統工芸文化を盛り上げているんですよ。
それは伝統工芸の世界だからと、お堅いことを言って「ゲームとかマンガの題材にしてはダメ」などと制限していたら、実現できなかったことです。
こういう流れをいろんな分野で実現できたらいいのに・・・と思います。
例えば、三味線文化は貴族がやらない低俗文化だから伝統工芸として認められない・・・ということで先細り産業ですが、一方では「吉田兄弟」のようにブレイクしている演奏家もいるんです。
それは伝統文化として作る側がプロデュースしているのではなく、「芸能界」がけん引しているんですね。
作家の業界とプロデュースする世界って、やはりやることや考え方が違います。
このふたつの立場を融合させて発展させていく必要性を強く感じます。
どんな業界も縦割りというか、うまく連絡できていないところを話が通じるようにするコーディネーターやプロデューサー的働きをする仲介者の存在が必要ですね。
それはIOTでは不可能な泥臭い役割が貴重なのだと確信しています。
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