独占禁止法に違反しないの?

こんにちは(^O^)/

美容事業経営コンサルタント 中野啓子です。


2年前の夏頃から、バター不足が続いています。

価格高騰40%アップ500.jpg


心血管疾患のリスクを高めるトランス脂肪酸を多く含有するマーガリンの摂取は控えたいので、スーパーの店頭でバターの在庫があれば、購入するようにしています。


当時、大学で農場経営を専門に勉強していた娘に「なんで、市場でバター不足が続いているのか?」と聞いたことがあります。


学生だった娘からは「バターは利益が少ないから、メーカーが作らなくなった」という回答が返ってきました。


そして、国内のバター不足解消のために海外から大量に輸入しているという報道もありましたが、いっこうに問題解消になっていない印象です。

そんな中、TV東京で、その問題に切り込んだ番組が放映されました。


バターの原料である生乳の流通システム自体が利権の壁で閉ざされて、酪農家は自由にビジネスができないようです。


酪農家が生産する生乳は指定団体に売るというルートしかなく、どんなに工夫を凝らして美味しい生乳を生産してもその差別化は価格に転嫁できません。


去年、農林水産省が所管する「農畜産業振興機構」(ALIC,エーリック)が輸入したバターは1万7000トン。


そして、本年度は1万3000トンを輸入する予定とのことですが、そのバターはなぜ市場に出てこないのかが不思議です。


番組では、輸入バターが倉庫に大量に貯蔵されている映像も流れました。


大量に余っているのに、なぜ流通しないのか?

フランス産業務用バターは現地で1キロ600円なのに、日本に輸入されると2000円に!!!


なんと、3倍以上です。


これでは大量に必要とするケーキ屋さんなどはコストがかかりますよね。


入札500.jpg



エーリックが入札で一番安い納価の生産業者から買った生乳を入札で一番高い売価で買う生産メーカーに売った差額が年間82億円(2015年)


これは現地価格600円から日本での売価2000円の差額ですかね〜?


そして、バターを生産しても大赤字の実態も・・・

用途別価格500.jpg


指定団体から製造メーカーへの用途別乳価(卸価格)が牛乳117円、バター75円、ヨーグルト87円、チーズ69円と指定団体が決めているにも関わらず、酪農家からの買上価格はバターを作ると言っても「牛乳」価格でしか売らないそうです。


「酪農家の経営や国民の消費生活の安定」という名目で、バターの輸入業務を独占している組織、生乳を農家から買い付けて生産メーカーに納品する指定団体は、はたして農家や消費者の生活の安定化に役立っているのか?


これって独占禁止法に違反しないのでしょうか?


どうして公正取引委員会は動かないのでしょうか?


TV東京は取材拒否もされながら、かなり核心にせまった取材をしていてあっぱれと思いました。


また、この大きな組織を通さずにビジネスを進めようとしている起業家を応援したいと思いました。

MMJ500.jpg




「ガイアの夜明け」15周年企画「ニッポン転換のとき」第三弾〜「バター不足」さらなる闇〜http://txbiz.tv-tokyo.co.jp/gaia/vod/post_133766/?trflg=1

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2017.6.18

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