コチニール色素って?
こんにちは(^O^)/
美容事業経営コンサルタント 中野啓子です。
食品添加物の亜硝酸塩がお肉などの発色剤として使われていることがだいぶ知られてきました。
お肉やハム、ソーセージ、明太子などの色をピンク色にキープするので、時間が経っても新鮮に見せる効果があります。
この亜硝酸塩はアミン類に反応して、ニトロソ化合物という強烈な発がん物質を生み出すことがわかっています。
そのため、近年では亜硝酸塩が添加されていないハムやソーセージも販売されています。
亜硝酸塩だけ取り除けば、安全な食品のイメージですが、このベーコンに含まれている「コチニール色素」ってご存じですか?

コチニール色素
はコチニールカイガラムシという昆虫が原料の天然色素です。
カイガラムシって、私も子供の頃、木の枝についているのをつぶして遊んだことがありますが、つぶすと真っ赤な血みたいなものが出ますよね?
アレが原材料ですよ!

天然原料だから無害だろうと思ったら、そうでもなく、アナフィラキシーショックなどのアレルギー発作の報告があり、消費者庁が注意を呼びかけています。
アレルギー反応を起こすのは、コチニール色素自体ではなく、色素を生物から抽出する時に除去しきれないタンパク質が原因と言われています。
コチニール色素が無添加なら大丈夫だろうと下記画像のベーコンの表示を確認したら、「カルミン酸色素」という表示名が・・・!

これも調べたら、なんとコチニール色素の別名でした。
あちゃ〜☆
そういえば、カルミンってカーマインという赤色絵具の元言語です。
コチニール色素のアレルギー報告があったカクテルで有名なカンパリは2007年10月以降は代替着色料として赤色2号など合成着色料に切り替わっています。

天然色素よりも合成色素の方が安全という判断ですね。
でも、何にアレルギー反応があるのかは人によって違うので、一概に危険とは言えないです。
そういう私は、ソバ、豆乳、モヤシ、ペニシリンでもアレルギーが出ます。
コチニール色素が入っている食品は、かまぼこ、カニカマボコ、ハム、ソーセージ類、かき氷のいちご、いちごジャムなどです。




食品以外にも、口紅やファンタなどの清涼飲料水など、広く使われています。
アレルギーが心配な方は天然でも合成でもなるべく色素無添加のものを使うことをお勧めします。
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2019.1.20