産業廃棄物を再利用
こんにちは!
美容事業経営コンサルタント 中野啓子です。
美容事業がきれいなものだけを扱っていると思っている方の夢を壊して申し訳ないのですが、産業廃棄物を再利用して、化粧品原料やサプリメント原料にしていることが実は多いのです。
たとえば、カニやエビの殻から、キチン・キトサンという肌に近い物質が、
また、牡蠣殻やホタテの貝殻からはカルシウムが、
廃棄する羽毛布団でも、カルシウム製剤ができます。
そして、玉ねぎの外側の茶色の皮は、ケルセチンという抗酸化物質になります。
3年くらい前に、養鶏場で出る鶏の死骸を燃やす事業者さんの経営支援をしたことを思い出しました。
鶏を燃やした灰はリン酸の量が多く、野菜の肥料として高品質なので、肥料メーカーに売れないか・・・と販路開拓をさせていただきました。
高く買ってもらえるかと思いきや、30kgで10円と言われました。
要は、お金をかけて処分しないといけない産業廃棄物を引き取ってあげるのだから、タダ同然ということなんですよね。
これにはがっかりした覚えがあります。
その鶏糞に、アサリの漁獲量が増やせる効果が期待できるそうです。
菌を使って発酵させて、大腸菌やにおいを取り除く技術を開発して、それをあさりの餌になる植物性プランクトンの餌にもするのだそうです。
畑の肥料だはなく、海の肥料にしたというわけです。
熊本県玉名市の大浜漁港近くの干潟では、2017年に400トン以上あった漁獲量は年々減少し、昨年度(令和元年度)にはほぼゼロになりました。
鶏糞で、そのアサリの漁獲量を増やす試みが始まり、改善が見られたのだそうです。
その発想と開発力、素晴しいですよね!
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2020.9.5