私がよく写真をアップするネイルアート(爪)のことではありません
物事の最終段階で力を緩めてしまうことや、
態勢が崩れることを意味する「詰めが甘い」のツメのことです。
将棋で勝負がつきそうな最後の段階を「詰め」といい、
ここが甘いと、せっかくの王手も無駄になるわけです。
先日平均視聴率、関東地区28・9%、関西地区27・1%だった
「全日本フィギュアスケート選手権2009女子フリー」の放映を
ご覧になった方も多かったと思います。
来年のバンクーバーオリンピックの出場枠2をかけた
最終選考会だったことでも注目を集めました。
1位 浅田真央 204.62
2位 鈴木明子 195.90
3位 中野友加里 195.73
4位 安藤美姫 185.44
結果、もともと内定していた安藤美姫さんに加え、
浅田真央さんと鈴木明子さんが五輪切符
を手に入れたわけですが、
娘と同じコーチでいつも一緒に練習をしている中野友加里さん、
たった0.17の差で選に漏れました
頂点を極める戦いは厳しいですね
コーチが大阪遠征から戻っていらしたので、昨日話を伺いました。
敗因は冒頭に述べた「詰めの甘さ」だったそうです。
友加里さん、フリープログラムの最初のジャンプ・・・トリプルルッツで失敗したんです。
その他はミスなく見えたので、そのルッツが惜しかったのかと思ったら、違いました。
最後のスピンでレベルを落としたのが敗因だったそうです。
プログラム最後のエレメンツが得意なスピン
・・・これが終われば試合が終わると気が抜けたのだろうということでした。
友加里さんのスピンのレベルは常にレベル4をキープ。
世界一のドーナツスピンを持つと言われるほど、スピン評価が高い選手です
いつも通りにその得意のスピンでレベル4にプラス評価がもらえれば、
楽に2位になれたそうです。
また、最初のルッツが成功していれば、真央ちゃんより上だったそう
得意のものの気を抜くと、そのブレ具合の幅が大きく、
取り返しがきかないというお話を伺い、
勝負ごとは事前にはわかりませんし、生ものですから、
後からああすれば良かった・・・と後悔しても遅いのですが、
コーチの話を聞きながら、私のビジネスに当てはめていろいろと考えさせられました。
いつも年末年始のお休みで気が抜けてしまい、
期の最初の1か月を年末調整等の事務処理仕事で手いっぱいになり、
本業のコンサル依頼をあまり受けないで、過ごしてしまいがちな私です。
年頭の1月、期の初めの月、気を抜かずに臨まなければと改めて思いました。
今年も今日を含めてあと二日。
詰めが甘い終わり方をしないように気を引き締めます