今日、コンサルティング先のクライアント様で
「商品企画 バルク編」のレクチャーしていた際、
「JANコード」って何ですか? 何に必要なんですか?
という質問がありました。
JANコードができて30年余り・・・なじみのない方が他にもおられると思い、
改めて説明しますね。

JANはJIS (JIS-X-0501)により規格化されたバーコードで、
商店に流通しているほとんどの商品にマーキングされています。
このJAN は、コンビニエンスストアを中心にGMSやドラッグストア等
広く利用されているPOSシステムで活用されています。
この数字で、どこの国のどのメーカーのどの商品だという
情報がわかるよう様になっています。
JANはアメリカ/カナダのUPC、ヨーロッパのEAN と互換性がありますので、
全世界で利用できる共通コードです。

JAN には、標準タイプ(13桁)と短縮タイプ(8桁)があります。
通常は、標準タイプをマーキングしますが、
印刷面積が足りない場合(80cm2以下)に、短縮タイプをマーキングします。
ミニサイズのマニキュアなど小さな商品には短縮コードが使われます。
短縮タイプは日本だけの規格で国外では通用しません。
■国コード
国名を表わすコードです。日本は「49」「45」です。
日本では当初「49」のみで運用していましたが、
JAN の急速な普及により、1992年新たに「45」を取得しました。
■メーカーコード
販売元を表わすコードです。
メーカーコードは、最寄りの商工会議所または、
商工会に登録申請して、取得する必要があります。
財団法人 流通システム開発センターでも登録ができます。
メーカーコードを取得して初めて、JAN コードを使用できるのです。
なお、短縮タイプのメーカーコードは、標準タイプを取得している企業のみが取得できます。
したがって、短縮タイプだけ取得することはできません。
■商品アイテムコード
商品アイテムコードは、商品を識別するためのコードで、
それを取得した企業が、自由に設定できます。
当然、同じメーカーでも商品が違えば、商品アイテムコードは異なります。

最近取得したメーカーのJANメーカーコードは7桁です。
メーカーコード申請の急増に伴い、
2001年1月以降の新規登録分よりメーカーコードが
7桁(国コードを含むと9桁)になっています。
詳細は財団法人 流通システム開発センターのホームページへ
※画像は財団法人 流通システム開発センターのサイトから拝借しました。
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2010.5.25