
昨日の日記JRエキナカ商業施設のことをいろいろと考えていて、
これって、日本独特なのかもしれないと思いました。
商品を導入する店舗をピックアップする際に
売上の良い店を選びます。
売れそうにないお店は選びませんね。
40年くらい前は
デパート出店がメーカーの目標でした。
デパートの屋上に必ず遊園地があったあの時代です。
ところが30年くらい前は
大手スーパーの集客力が増加
一方でデパートやスーパー、電鉄会社が経営する
大型商業施設もたくさん増えました。
西武のパルコなどですね。
同時期にターミナル駅に隣接した
駅ビルがあちこちにでき始め、
そこのショップの売上が路面店より好調なため、
メーカーは駅ビルのインショップ導入を目指すようになりました。
そして、20年くらい前からJR駅構内に化粧品店ができ始め、
昨今のエキナカ商業施設開発に繋がっています。
町全体の問題としては
そういう大型商業施設での販売力が増大した陰で
地元の商店街や路面店がすたれてしまった地域もでてきましたね。
弊社では日本市場に進出したいという
海外メーカーさんや海外メーカー総代理店オーナーさんからの
相談も過去にいくつかありました。
「どういうところに出店すればいいですか?」
という相談です。
海外メーカーが上手に日本で定着するには
日本の流通を抑えないと失敗に繋がります。
カルフールやブーツ、セフォラがその例です。
過去の経験から
日本の流通を通すか、
そうでなければ、駅ビル
とアドバイスするのですが、
そのとおりにした会社は1社もありませんでしたね〜
海外メーカーさんは
なぜか路面店がお好きなようです。
今年7月に銀座の超一流ブランドストリートに出店した
異業種から進出したメーカーさんは先々月
「お店にお客さんが全然入ってこない!」
と言ってきましたっけ・・・
Twitterは@beautylabojp
2012.10.3