通信販売は、新規顧客を獲得するのに経費が多くかかる販売方法です。
良い商品だから、黙っててもクチコミでどんどん売れる・・・
ということはまずないと以前にもお話しました
広告や折込チラシ配布を実施して、新規顧客開拓をして、
同時に新規顧客にリピート販売を利益を上げるのが通販のやり方です。
ですから、新規顧客を集める効果の高い広告力と
何年もリピート販売を続けられる商品力の両輪がそろって成立するのです。
ホームページにも記載していますが
紙媒体(新聞・雑誌・ちらし等)で1人の顧客を得るのに、平均2万円かかると言われています。
となると、100人の新規顧客を獲得するのに200万円はかかるという計算です。
各通販メーカーはこの顧客獲得金額(CPO=Cost Per Order)を抑えられる
広告媒体を探すことに力を入れます。
顧客獲得金額(CPO)が2000円になれば、CPOが2万円の広告の
10倍の新規顧客が獲得できるのですから・・・。
新規顧客獲得のための広告やチラシ等販促をしたら、
必ずその記録を取っておくことをお勧めします。
媒体の集客力と広告表現の検証になるからです。
ここで、平均2万円もかけて、新規顧客を一人得ても、
商品が1個3000円だったら、1万7000円の赤字ではないか、
200人の新規顧客を得るためには、340万円の赤字になって、
商売にならないと、企業オーナーさんは思いますよね。
通販で一回の販売金額で利益が取れると思ってはいけません。
新規顧客が何回もリピート購入してくれることで利益が取れるのです。
3000円の商品の広告を30万円で打って、50人の顧客ができたら、
CPOは6000円
初回の売上は15万円
初回購入者の30%(15人)が年間6回リピートしてくれたら、27万円
リピートのためのDM費が50人×200円×6回で6万円
初回広告費30万円+DM費6万円=36万円
初回売上15万円+リピート売上27万円で合計42万円
年間利益が6万円・・・というふうに考えます。
同様の効果の広告を年間に240回(月に20回)打てば、
年間の利益は1440万円になる計算になります。
CPOを低く抑えられる広告媒体を探す必要がここでご理解いただけますね。
通販に効果的な広告媒体はその専門の広告代理店さんを探す必要があります。
間違っても、大手メーカーさんが使う1ぺージで100万円もするような
有名媒体を選んではいけませんよ