最近はマスマーケティング主体の
大手メーカーさんからのお仕事が続いています。
それもたまたまなんですが、
通販に進出してみたいという話ばかりです。
マスマーケティングと
通販のOne to One マーケティングは
やり方がちょっと違います。
私も元々はマスマーケティングのメーカーにおりましたので、
通販事業をしてみたら、勝手が違うことばかりで、
何年も戸惑いながら仕事をしました。
だから、大手さんの戸惑いが手に取るようにわかります。
大手さんは、
資本に余裕がありますから、
広告予算、販促予算をふんだんに持っているのが強みです
ただし、
使い道をあやまらなければいいのですが、
大手さんは大手広告代理店さんを通さないといけないという
決まりごとがあるところが多いのですね。
すると、
大手広告代理店さんに依頼して、
One to One マーケティングをしなければいけないのに、
マスマーケティングにお金をかけてしまうという間違いを犯しがちなんです。
マスマーケティングのやり方は
ひとつの統一したビジュアルデザインを
マス媒体に大量に出稿していくやり方です。
弊社のお客さんで、
年間数百億円、
5年間の合計1000億円の広告費を使って、
一ヶ月の売上数万円だった会社様がありました。
やり方はまさにマスマーケティングでした。
最近、目につくのは、
知名度のない通販メーカーさんが短期で大きく成長する例です。
この場合、
大手広告代理店さんと組んでいる場合はほとんどありません。
通販の得意な中堅の代理店さんが手がけている場合が多いです。
弱小のメーカーさんは
大手広告代理店さんにお声をかけても、相手にしてもらえない場合も多いのです。
これは私が直に体験したことです。
最初から、大手広告代理店さんに頼まないといけないという
大手メーカーさんは、
通販でのし上がるのはたいへんです。
大手広告代理店でそのノウハウを持っているところが少ないからです。
通販ノウハウの肝心なところはあまり表に出ません。
メーカーや広告代理店独自の社外秘にしているところが多いからです。
通販をやるなら、
通販の得意なところと組んだ方が成功率が高いですよ
そのあたり、大手メーカーさんは
柔軟な体制を取るべきだと思いますが、
なかなかそうもいかない事情があるようですね。